世界観、独自性…これからは「意味の世界線」を大切にしたい

僕は、大学に通いながらデザイナーとして働く一方で、趣味のガジェットに関するYouTubeチャンネルと個人メディアの運営を行なっている。

気がつけば、ブログは中学生の頃にはじめ、そこでウェブ制作に触れ、サービスやアプリ開発のデザインに興味を持った。そして、デザイナーになった。

YouTubeは、UUUMに入社したことをきっかけに、クリエイター向けのアプリをデザインしていて、クリエイターの視点も興味があり、さらに発信にも興味はあったので、自分もYouTubeをやってみるか!と思い始めた。

ここ最近、もう一度、真剣に自分のメディアを育てたいと思い、どのような切り口で、どのように「よーた」という世界観・メディアを作っていくのか考えている。

答えは出てないし、トライアンドエラーの連続だと思うが、本記事では最近読んだ記事を読んで感じたことをまとめてみる。

Appleはいかに「文学」になったのか

「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」の著者、山口周さんの本から抜粋された「【山口周】アップルはいかに「文学」になったのか | ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 | ダイヤモンド・オンライン」という記事。

すぐ役に立つものは、すぐ役に立たなくなる。

この記事は、日本の経済学者 小泉信三氏の上記の言葉で始まるが、本当に心に刺さる一言だった。

5年前にブログを始めた時は、個人ブログメディアのような方向性を目指していたが、話題のネタに乗っかり一瞬なアクセスは生まれても、僕を選んでもらう理由にはならなかったことを体験している。すごい、その通りだなと思った。

こちらも個人的に重要だと思った箇所だけ要約する。

  • 二極化する世界
    • 役に立つ(機能的便益)」で差別化する
    • 意味がある(情緒的便益、自己実現的便益)」で差別化する
  • 市場は「絶対評価」から「相対評価」に変化し、1位でなければ市場では生き残れなくなった
  • 「機能的便益」の有無の世界線では、寡占が生まれる
  • 「情緒的便益、自己実現的便益」の有無の世界線では、多様性が生まれる
    • 例:タバコは意味の世界線の中にいる
      • コンビニに200以上の銘柄がある商品はタバコだけ。各銘柄が他では代替えが聞かない存在
    • → 人が感じるストーリーや意味の受け取り方が多様なので、必然的に銘柄も多様になる
  • 「意味の市場」ではこれからもむしろ多様化していく
  • 「役に立つ」よりも「意味がある」の方が高い経済価値が認められる
    • 例:自動車市場
      • 日産やトヨタは機能価値は高いが、BMWやベンツは機能価値 + 感性価値(BMWに乗るという意味、ベンツに乗るという意味)も提供
      • 「役に立たないけど、意味のあること」の究極は、ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカー
    • → 製品の背景にある歴史やストーリーという「意味」に価値を見出して、顧客は買う
  • 「意味」はコピーできない
  • 「素晴らしいテクノロジー」と「素晴らしいデザイン」では、「素晴らしいプロダクト」はできない
  • 「素晴らしいテクノロジー」も「素晴らしいデザイン」模倣されやすい
    • 例:Apple
      • テクノロジー、デザインはコピーされようが、Appleという感性価値は模倣できない
    • → 「意味」を中心に思考できてば、コピーに対して恐れいない、強い事業を作り出せる

なお、著者の山口さんの「GAFAのなかで、Appleだけが「意味」の世界で闘っている グローバル競争で生き残るのに必要な、たったひとつの考え方 - ログミーBiz」という記事も参考になるのでメモ。

思考メモ

僕は、アメリカのAppleの本社までいくくらい大好きだ。冷静に自分の好きな企業の本社にいく(もちろん中は入れない)という熱狂的なファンを「意味づけする」ことによって作る可能性を秘めている。

「役に立たないけど、意味のあること」の例として、著者はスーパーカーを出していたが、僕の身近なものには「アイドル」があると思った。アイドルに会いたいからコンサートに行くというのは、極めて自然で、同じような現象を一企業であるAppleがしちゃっているという事実は本当にすごい。

そして、上記のように「意味」の世界線はパワーを持ってる。だから、経済的価値が評価されるのは自然だと思ったし、情報が溢れかえった現代社会では「意味」は本当に大切だと思う。

ネタに独自性がなければ、初めての人になれ!

たまたまタイムラインに流れてきた「ネタに独自性がなければ“初めての人”になれ!ベイジの枌谷さんと考えるコンテンツの質を上げる方法:MarkeZine(マーケジン)」という記事。

個人的に重要だと思った箇所だけ要約する。

  • コンテンツの独自性は、カルチャー、価値観、歴史、文化があってこそ成立する
  • 機能的な独自性」は他がすぐに追従できてしまう
    • iPhoneはすでに機能に圧倒的な独自性はないが、iPhoneというブランドの独自性が他のスマートフォンとは違う
  • 専門的な情報について顧客に理解してもらうために
    • そもそもわかりにくいことは、伝えようと努力しても理解されない
    • 顧客が比較などを知りたがる本質は、なるべく意思決定をショートカットしたいから
  • 本質的な独自性」は、背景にあるストーリーに焦点を当てたコンテンツを作る視点を持つことで生まれはじめる
  • 「こだわり」や「想い」など思いっきり主観混じりで書くことを恐れない
  • そもそも、コンテンツ作りは独自性を出そうと思って始まる訳ではない。以下を意識している。
  • コンテンツを作る時に意識している3つのポイント:
    • 読み手が興味をそそられる書き方はなんだ?
    • 読み手がどういう記事を求めている?
    • 読み手の固定観念がどういう記事ならひっくり返るだろう?
  • 独自性ばかりを意識せず、読み手が楽しいと思うコンテンツを着々と作る
  • 思考のプロセスをできるだけ丁寧に言語化して、文章化して伝えて、結論を述べる
  • ネタに独自性がなくても、深掘りして丁寧に書くことで記事に独自性が生まれる
  • 視点のズラし方」は独自性を生む

思考メモ

機能的な独自性はすぐにコピーができるので、持続可能的ではない。情報自体に独自性はなくても、視点のズラし方によって十分に独自性の高いコンテンツを作成できる。

#世界観の作り方

クレメアさんが全文を無料で公開しているnote「#世界観の作り方」を今読んでいる。

少し読んでみたが、How的な要素が少し書かれているよう。これから読んでみて、またメモって行こうと思っている。今後追加する予定。